光回線の契約から開通まで流れは?工事内容や費用、期間まとめ

光回線の契約から開通まで流れは?工事内容や費用、期間まとめ 光回線

これから光回線の申し込みを行う方に向けた、光回線の申し込みから開通までの流れについてです。どんな工事を行うのか、どのくらいの期間でインターネットが利用できるようになるのかなど、気になる疑問について解説します。

光回線の申し込み

光回線を利用するまでのおおまかな流れとしては、光回線業者とプロバイダの申し込み→必要書類の提出→開通工事→パソコンの初期設定です。

では、1つずつ詳しく解説していきます。

1.集合住宅(マンション等)・賃貸の場合は許可を取る

光回線を利用するには必ず開通工事が必要になりますので、契約する前に大家さんや管理人に許可を取っておきましょう。

契約したい回線がすでにマンションの自室まで通っていれば許可を取る必要はありませんが、マンションに全く回線が通っていない場合や通っていてもマンションの共有部分までしか回線が通っていない場合もあります。

あとあと面倒なことにならないためにも、許可を取っておくのが無難でしょう。

2.プロバイダ・回線業者を決める

まず光回線業者とプロバイダを決めます。
プロバイダは国内に140以上も存在しますし、回線業者は多くの種類があります。業者によって月々の使用料金や対応エリアなどが異なりますので、慎重に選びましょう。

プロバイダや回線業者の選び方は別記事で詳しく解説していますので、そちらを参考にして下さい。

3.必要書類の準備

必要な書類を準備しておきましょう。
本人確認書類はどこの業者と契約しても必ず必要になります。下記の本人確認書類リストの中から1~2つ用意しておきましょう。

本人確認書類リスト

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • パスポート
  • 身体障害者手帳
  • 療育手帳
  • 精神障害者手帳
  • 在留カード
  • 住民票

健康保険証を本人確認として提出する場合は補助書類が必要な場合があります。補助書類は公共料金の領収書や住民票記載事項証明書、納税証明書などです。

4.申し込み

各業者のホームページより申し込みができます。最初に郵便番号や住所の入力が求められ、そこで提供エリア内かが判断されます。提供エリアと判断されれば申し込みへと進めます。

申し込みは、名前や住所、連絡先を入力すれば完了です。回線業者より申し込み完了の連絡がきて、申し込みに必要な書類が送付されます。

公式窓口から申し込みをすれば公式のキャンペーンが受けられます。さらにお得に申し込みがしたい人は代理店窓口から申し込みをすると代理店窓口限定のキャンペーンを受けることができます。キャンペーンの内容を確認して申し込み先を決めるとよいでしょう。

5.オプションの選択

各社さまざまなオプションが用意されていて、ひかり電話が使えたり、ひかりテレビが見れたり、無料でWiFiルーターがレンタルできたりします。金銭面でいうと、現金キャッシュバックや工事費無料、スマホとのセット割などお得なキャンペーンを行っているところもあります。

6.工事の日程調整

申し込みが終われば工事の日程を調整します。
開通工事は業者が自宅に訪問して行い、その際立ち合いが必要になります。立ち合いが可能な日時で調整をしましょう。工事にかかる時間は1~2時間程度です。

7.開通工事

開通工事は戸建てかマンションかで工事内容が異なります。

戸建ての場合

戸建ての場合は光回線を近くの電柱から家に引き込みます。室内に光ファイバーケーブルを引き込み、室内の壁に光コンセントを取り付けます。光コンセントの設置場所は希望できるので、希望の設置場所がある方はあらかじめ工事業者に伝えておきましょう。

マンションの場合

マンションの場合は光回線がすでにマンションの共有スペースまで引き込まれている場合は、共有スペースから自室まで回線を引き込む工事を行います。この場合は1~2時間で工事は終了します。

マンションに光回線が全く導入されていない場合は、戸建てのように最寄りの電柱からマンションの共用スペースまで光回線を引き込み、各部屋までケーブルが分配できるように設置します。この場合は管理人や大家さんの立ち合いが必要になると思います。

マンション内に光ケーブルが引き込めたら、光ケーブルを室内に引き込みます。

8.パソコン設定・開通

自宅の壁に光コンセントを取り付け、機器を設置するまでが業者側が行ってくれる工事です。

工事完了後は、自分でモデムやホームゲートウェイを無線LANルーターやパソコンに接続しなければいけません。接続の手順は事前に業者が説明してくれると思いますので、それに従って接続すれば問題ありません。

無事に設定が完了すれば、インターネットを利用できます。

開通までの期間

申し込みから開通までは約3週間かかります。

これはあくまでも目安で、引っ越しシーズンの3月~4月は契約者が多く、申し込みから開通工事まで2~3ヶ月待たなくてはいけない場合もあります。引っ越し後出来るだけ早く光回線を利用したい方は、引っ越し先が決まった段階で早めに申し込みしておくとよいでしょう。

工事にかかる費用

光回線の工事費用の相場は、戸建てで20,000円~40,000円、マンションやアパートなどの集合住宅で15,000円~30,000円ほどです。

工事の費用は分割払いすることがほとんどで、月々500円~1000円の支払いで済むので一度に全額負担しなければいけないということはありません。分割回数は光回線業者によってさまざまなので、自分に合った回数を決めて下さい。

光回線業者によっては工事費が無料になる特典がついているところもあります。少しでも初期費用を抑えたい方は、工事費無料の光回線業者を探してみましょう。

契約期間と違約金を確認しておこう!

光回線は基本的に契約期間が設定されていて、2年または3年ごとに契約が自動更新されます。
違約金の期間には2パターンあります。

1つ目は最低利用期間内に解約した場合です。
最低利用期間というのは「少なくともこの期間内は契約を続けて下さい」という期間。例えば、最低利用期間が2年であれば、2年以内に解約した場合に違約金がかかります。最低利用期間である2年さえ経過すればいつ解約しても違約金はかかりません。

2つ目は契約更新月以外に解約した場合の違約金です。
契約期間が2年の場合、2年が経った時点で契約更新月として1~2ヶ月の猶予期間が設けられています。この期間内に解約すれば違約金はかかりませんが、この猶予期間を過ぎれば2年契約が自動更新されますので、解約したい場合は2年待たなければ違約金が発生してしまいます。

このパターンを知らない方が多く、2年以上もしくは3年以上使ったからと解約しようとすると違約金が発生したという方がよくいらっしゃいます。契約内容がどちらのパターンなのか必ず確認しておきましょう。

違約金の相場

違約金の相場はだいたい1~2万円で、分割した工事費が残っている場合は残りの工事費もまとめて請求されます。撤去工事が必要な場合は、撤去工事に1~2万円かかります。

解約する理由にもよりますが、新たに光回線を契約するのであれば、解約時にかかる違約金を負担してくれる回線業者を選ぶのがおすすめです。

まとめ

マンションなどの集合住宅で光回線を申し込む方は、事前に大家さんや管理人に工事の許可を必ず取っておきましょう。許可さえとっておけば、申し込みから工事、開通までは難しいことはありません。

時期によっては、インターネットが使えるようになるまでに数週間から1ヶ月以上、日数がかかる場合もありますので、早めの申し込みが安心です。

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